ICF-5900

又落札してしまった。ICF-5900は3台目になります。1-2台目はそれほど良くない物で2個1にしました。でもRF-2200を落札したらICF-5900を収集しないのはやはり変です。

ICF-5900はご存知の通り革命的なラジオとして当時は言われていました。簡単に周波数が合わせられ待ち受け受信が可能な事です。

現在でもオークションで毎日の様に出品されるほど販売台数は多いのですが、故障も多いのも特徴です。欠損なしで3バンド動作品なら1万以下はないでしょう。又簡単に蓋が開けれるのが幸いして中を触る人が多いのも故障の原因です。




■ベルト付で何とイヤホンもありました。別にイヤホンは使用しませんが。。。
これは前期型と言われます。サブダイアルが目盛が荒いのです。又裏面に調整蓋がありません。2種類集める人もいます。

出品者はリサイクルショップです。
1)FMは受信可能。
2)MW/SW受信しない。
3)他の動作は不明。
上記の説明であまり入札もなく、5990円で落札できました。こんな値段ではまず落札は無理です。

動作確認をしました。梱包を開けて専用のアダプタで繋ぎます。SONYはACアダプタが多く専用のアダプタか使用可能なアダプタにします。電圧が同じでも粗悪な物は電圧が高く壊れる可能性が高いです。又極性も注意が必要です。

確かにFMは感度良く受信しました。MW/SWは受信しません。まず接点を疑いFMからMWへゆっくりダイアルを移動させると受信しました。接点不良です。次にSWは同じことをしても受信しません。マーカースイッチを疑い上下すると受信しました。これも接点不良です。これですべての周波数が受信しました。感度もあまり悪くありません。

接点だけ直せば良さそうです。但し5900は2SC710を多数使用していて交換した方がよさそうです。ストックはあります。又メーターもマイナスに振れているのでメーター回路の2SC1364を交換します。

5900を検索すると雑誌やCDの修理を見て分解する人が多々いますが、5900に関してはかなり調整が難しいラジオです。ある程度修理を経験した方やSGなどの測定器を持たないと返って悪くなるラジオです。

SONYのラジオの修理は経験を積んでからでも良いと思います。私も何台か駄目にして現在に役立てました。まず5500/5600/5800と修理するのも良いと思います。