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Channel: 4.5畳の受信室
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BX-255

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知人が修理した松下のST管ラジオ、BX-255をやっと落札できました。

近年真空管ラジオの落札価格が高騰しています。修理して売る人も多々いますが、1万を超える値段もあり困った物です。元々真空管ラジオは当時庶民が気軽に購入する金額ではありませんし、生産も少なく感じ高くなるのは仕方がありませんが、5000円以下では人気機種は無理になっています。何とか5000円で買えました。フリーマーケットなんて数万円の値段です。

松下の真空管ラジオは他社より人気が高く性能自体は他社と同じですが、デザインは中々良いです。戦前ラジオはとても私では修復できませんので、戦後の商品にしました。





微かに受信している物を落札しました。これはもし真空管が壊れていたら修理費が高くなるからです。ツマミの破損はありませんし、シャーシの綺麗な物を選びました。松下のラジオは配線の劣化が多々あり注意が必要です。


正面パネルの中の金属パネルが錆があります。これも剥離剤を使用して塗装の直しが必要です。又木枠は再塗装する予定になります。すでにホームセンターで購入しています。


■動作確認
本来古いので電源を入れるのは危険ですが、動作していると書いてあるので短時間で調べました。ラジオは聞こえますが、音が小さくボリュームを上げると音が歪みます。ボリュームの不良かと思いましたが開封した際に真空管が外して梱包されていて数本ソケットとガラスの繋ぎ面にガタがあるのでもう一度確認しました。

低周波アンプのUZ-42の頭を押すと音が大きくなり、歪みが低減しました。そこで再ハンダをしました。


本来ガラスとソケットはボンドで固定されています。ハンダを吸い取ると簡単に外れてしまいました。尚外す場合はガラスとソケットに印をします。抜いてしまうと見ればわかりますが配線のみになります。


ハンダをして元に戻しました。問題なく大きい音で受信しました。音量があまり小さくならないので洗浄しても変わらないと交換しかありません。スイッチ付は探すのに苦労します。マジックアイは心配しましたが大変明るいので助かりました。


今回はすべて分解、配線、部品交換、塗装になるので当分遊べそうです。

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